
2025年03月05日(水)
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2023.10.20経営
金融機関や投資家などは企業評価を行い、評価に応じて融資や出資額を決めます。
このような企業評価は「OO分析」など沢山存在しますが、決算書から計算する指標が殆どです。
決算書ですから、経営者の手元にありますので、経営者も計算式を理解し、自社を分析することをお勧めします。
なぜなら「数値」として自社を鏡に映すことで、曖昧になりがちな自社評価をハッキリさせる事ができ、今期目標の修正や経営方針の見直しにとても役立つからです。
業種別の平均値などもネットに記載されていますので、自社のポジションも「経営のクセ」も分かってくる事でしょう。
今回は財務分析の中の収益性分析で、わかりやすく、かつ重要な指標をご紹介します。
下記はあくまで参考であり、業種や従業員数によって平均値や算出された数値に対する評価が変わります。
計算式 :利益 / 自己資本 × 100%(利益は当期純利益が使われる事が多い)
結果 :10%以上で優良と言われてはいるが、下記を考慮する
<高い場合の傾向>
・効率的に利益を出せている
・負債が多い
総資本と総資産の違いの説明は今回は省きます。
計算式 :利益 / 総資産 × 100%(利益は営業利益が使われる事が多い)
判断 :5%以上で優良と言われてはいるが、下記を考慮する
<高い場合の傾向>
・資本投下戦略が上手くいっている
・先行投資(設備や人件費)を行っていない
計算式 :利益 / 売上高 × 100%(利益は営業利益が使われる事が多い)
判断 :5%以上で優良、10%以上で超優良と言われているが、下記を考慮する
<高い場合の傾向>
・マーケットシェアが取れている
・他社と差別化ができている
・コストカットが出来ている
・給与が低い
・過度なノルマを課している
計算式 :売上高 / 総資産 (%ではなく、回転数で表す)(1年間の回転数を見ることが多い)
判断 :1回転以上で優良。高ければ高いほど良い
<高い場合の傾向>
・売上単価、売上数が良い
・過剰在庫が無い
ここで、ピンと来た方がいるかも知れません。
売上高利益率と総資産回転率を掛けると、ROAを算出する事ができます。利益は「当期純利益」で統一します。
=売上高当期純利益率 × 総資産回転率
=(当期純利益 / 売上高) × (売上高 / 総資産) ※ここで、「売上高」が相殺されます
=当期純利益 / 総資産
ROA=当期純利益 / 総資産
となるため、
ROA=売上高当期純利益率 × 総資産回転率
となる事が証明されます。
このように指標は様々な形で影響をしあっています。
営業利益を評価するか
借入返済能力で評価するか
設備投資や研究費が高い事を評価するか
所有資産割合で評価するか
など、決算書だけで様々な指標を計算され、企業は評価されています。
自社がどう評価されたいか、なぜ評価されないのかを分析するためには経営者自身で自社を評価することが重要です。
今後の様々な指標をご紹介していきます。
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